296 :なまえをいれてください:2011/02/06(日) 18:49:27 ID:IEEqgdSH
高校時代、トイレを「お手洗い」と呼ぶ上品な女の子がいた。
ある日の放課後、前方から廊下を歩いてくる彼女の姿を見かけた。
いつも通り、膝が隠れる程度に長い制服のスカート。
おそらく部活動の帰りだろう。
その時近くの女子トイレから、彼女の女友達が出てきた。
軽く話をしていたかと思うと、今度は彼女が女子トイレに入ろうとする。
そんな彼女に、後ろからそおっと近付く女友達。
そのまま友達は彼女の背後に回り込むと、彼女の無防備な腋の下に指を差し込んだ。
指を腋の下に差し込まれた瞬間、彼女の体はぴくんっと跳ねた。
不意の刺激に、彼女の目が驚いたように大きく見開かれたのが、少し離れた場所からも分かった。
彼女は慌てて、身を捩ったりのけ反らしたりしながら、どうにか友達から距離を取ろうとする。
しかし友達は巧みに立ち回り、背後をキープしながら腋の下をこちょこちょくすぐり続ける。
年頃の女の子は大抵くすぐりに弱い。腋の下ならばなおさらだろう。
普段おとなしめの彼女も同様にくすぐったがり屋だったらしく、可愛らしい笑い声が廊下に響く。 297 :なまえをいれてください:2011/02/06(日) 18:51:14 ID:IEEqgdSH
「やめて、ははは、やめて、ははは、本当にやめて」
前屈みになって切羽詰まったように懇願する彼女だが、友達は容赦なく腋の下をくすぐり続ける。
と、その時。
「もうダメ!おしっこもれちゃう!」
絶叫とともに、彼女の小ぶりなお尻が友達に向かって勢いよく突き出された。
強烈なヒップアタックに、友達はバランスを崩してその場に尻もちをついた。
清楚な彼女の口から、まさか「おしっこもれちゃう」という言葉が出てくるとは…。
予想外の展開に驚きながら、脳内で彼女の口から発せられた恥ずかしい言葉をリピートする自分。 298 :なまえをいれてください:2011/02/06(日) 18:52:05 ID:IEEqgdSH
しかしその後、信じられない光景が目に飛び込んできた。
彼女の脚の間からとめどなく水が溢れ、廊下に打ちつけているのをはっきりと見てしまったのだ。
冗談でも何でもなく、彼女は密かに限界近くまで我慢してたんだろう。
そんな状態で腋の下をくすぐられれば、力が緩んでひとたまりもないのは良く分かる。
彼女はイヤイヤをするように頭を振ると、両手で顔を覆って水たまりが出来ているその場に崩れ落ちてしまった。
お尻で突き飛ばされた友達も、呆然としたように硬直したまま動けないでいた。 299 :なまえをいれてください:2011/02/06(日) 18:52:57 ID:IEEqgdSH
うずくまった彼女のすすり泣きが聞こえる。
見てはいけないものを見てしまった。
自分は慌てて、悪夢のような廊下の光景から目を反らした。
そして彼女達に気付かれていないことを祈りつつ、ぬき足差し脚で近くの階段に移動し、そのまま学校外へ逃走した。
結局この件について、彼女達から何か言われることはなかった。
気づかれてなかったのか、それとも意図的に何も言わなかったのかは永遠に謎である。
しかし2人の人間関係には、修復不可能な大きなヒビが入ってしまったようだ。
その日から卒業まで、彼女とその友達が話す場面は一度も目撃することが出来なかった。
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